24時間営業のファミレス従業員様。今年のしし座流星群はどうでしたかな?98年の流星群では、たかくくってグレービー(深夜の時間帯@デニーズ)に2人しかシフトに入れず、パニくったファミレスが多かったと聞きます。今年は大丈夫だったでしょうねぇ。

そろそろ年末年始が近づいているし、その前にクリスマスもあるし、シフトはしっかり組みましょう。お正月は主婦のパートさんはほとんど休みですから、ファミレスの従業員は社員と学生アルバイトが主戦力となります。毎日が日曜日って感じですかね。シフトを組むマネージャーさんも大変です。

思わぬ来客数にみまわれた時、少ない人数でこなしている時はパニックになります。押せ押せで仕事が終わりません。そういう時は自由の利くアルバイト君に残業を頼むことになります。ま、この時期アルバイトに精を出す諸君は残業は快くOKでしょう。でも、この残業ってちゃんと法律で決められた手続きを踏まないとさせられないのですよ。

労働基準法の第36条に、時間外労働・休日労働に関する既定があります。通称三六協定と言われる協定を労使間で締結しなければ、残業はさせられません。この協定を結ぶには「労働組合」、もしくはそれに準ずる「労働者の過半数を代表するもの」が必要です。

ファミレスの場合は残業は日常茶飯事なので、どこの会社でもこの三六協定を結ぶために労働組合があるはずです。いわば三六協定のためのみの労働組合。使用者が率先して作ったため元気のない労働組合です。疑問がある場合はこの三六協定が締結されているかどうか確認したほうがいいでしょう。

あと、最近では従業員に変形労働時間制を採用しているところもあります。(たとえばサイゼリヤの正社員・準社員)。これは1ヶ月、あるいは3ヶ月の間に期間限定してその間なら、所定の時間を合計して超過していなければ時間外手当を払わなくていい制度です。アルバイトには適用されていない場合が多いですが、社員の場合はほとんど変形労働時間制をとっているところが多いでしょう。時間外手当がついていないと激怒する前に就業規則を確認してみてください。変形労働時間制をとっていたら合計で超過しないと時間外手当は付きません。

さて、あなたの残業。大丈夫でしょうか?

2001/12/02

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