[24]洗顔料の上手な泡立て方

2008年10月10日

前回、洗顔料の泡立ての重要性についてしつこく書いてしまいましたが(かつてこれほどまでに小うるさいビューティーコラムがあっただろうか・・)、やはりここは洗顔料の泡立て方も一緒にレクチャーするべきでしょう。ということで、今回は泡の立て方です。
洗顔料と一口に言っても、固形石鹸のタイプから、チューブタイプ、液体タイプ、粉タイプ(後者2タイプは日本ではあまりメジャーではありませんが、例えばにきびケアで有名なプロアクティブなんかは粉タイプですね)と、おおざっぱに4タイプが存在します。
でも、泡立て方はほとんど一緒です。違うのは、最初に水と混ぜるところくらい。固形石鹸なら両手と石鹸をぬらしてから、手の中で何度か転がし、手のひらに、石鹸の洗浄成分がたっぷり付いた状態からはじめます。
チューブタイプ、液体タイプの場合は、手のひらに出してから、水を少し加え、伸ばしてからはじめるのがポイント。また、粉タイプも同様なのですが、最初に水を加えすぎると粉が飛んでしまうことがあるので、最初に少しだけ入れて練り、次に少し水を足して、柔らかくするという2段階で行うとスムーズです。
ここまできたら、後はほとんど同じです。
まず、洗顔料をつけたほうの手を、少しくぼませ、そこに水を垂らします。量を説明するのは難しいのですが、「片手を手首まで水につけ、そのまま引き上げたときにぼたぼた垂れる量くらい」といったところ。ある人は、水をとめた状態で蛇口をバン!と叩いて出てくるくらいの水の量、と言ってました。多分5?10mL程度なのではないかと思います(計ったことが無いので、すみません)
これを手のひらに入れたら、もう一方の手でくぼみの内側から泡を立てていきます。時々、周囲に広がった泡をかき込むようにして行うと、硬く、しっかりした泡を作ることができます。
手の形などでも少し違いますが、基本はこんな感じ。これをベースに自分のやりやすい方法を探していただければと思います。慣れてくると、最もやりにくいと言われる固形石鹸でも1分ほどで驚くほど泡が立ちます。
あと、気をつけるポイントとして・事前に手を洗う・ぬるま湯を使うというのもあります。
特に、ヘアワックスや日焼け止めを多用している方の場合、手に泡を消す性質の成分(シリコンなど)が付いている場合が多く、このままでは泡が立ちません。
また、冷たい水では洗顔料が溶けにくいので、やはり泡を立てるのが困難になることが多いのです。特に固形石鹸では難しいよう。かといってあまり熱いお湯では手の肌が痛むので、お勧めできません。
もしどうしても泡を立てるのが苦手という人の場合は、泡立てネットを用いるのも一つの方法です。硬く、しっかりした泡を作ることができます。ただ、高級な石鹸などでは、やたら減りが早くなってしまうという欠点があり、泡パックなど特殊用途で使う以外は、やはり手であわ立てたほうが良いかもしれませんね。
ちなみに、泡立て方法についてはYouTubeにいくつか動画があるので、こちらを参考にしてみても良いかもしれません。
トミナガ☆マコト

【関連記事】
[23]洗顔料を泡立てなくてはならないのはなぜ?