[26]正しい洗顔方法のススメ その2

2008年10月25日

誰にも聞かれないがおせっかいで教えてしまう洗顔方法シリーズその2。
誰にも聞かれていないので、さらっと済ませようと思っていたのに、長くなってしまいました。ごめんなさい。でも、大事なことなので、細かく書きます。
さて、前回は、洗顔の前に「ぬるま湯で手を洗う」ことをお勧めしていたわけですが、この方式に従い、清潔で、暖かくなった手指で泡を立て、さあ、洗顔となるわけですが、さて、ここでもう一つ問題です。
「どこから顔を洗い始めますか?」
こんな質問をされたことのある方は、非常に少ないことでしょう。皆さんは何とお答えになりますでしょうか?
私の経験では、8割くらいの女性が
「普通に洗いますけど?」
と答えました。
でも、普通って何?
おそらく、たいがいの方は、洗顔料を両手にとったら、そのまま頬の上にぽんと置いて、上下に動かし、額、鼻、顎と洗って、全体を混ぜたら洗い流す、という流れなのではないでしょうか。
これは間違ってはいませんが、お勧めできない洗い方です。
人の顔は、皮脂腺の数が場所によって違い、その活動も違っています。額や鼻、顎の部分は皮脂腺が多く、皮脂の出やすい場所。それだけに汚れも付きやすく、丁寧な洗顔を必要としています。
一方で、頬骨の上や目の周り、口の周りといった箇所は、皮脂が出にくく、また全体に皮膚が薄くてデリケートな場所です。なるべくこすらず、また乾燥しやすい場所なので、慎重な洗顔が必要です。洗顔で乾燥させてしまっては、後のケアが面倒になります。
しかし、上記の洗い方では、最も慎重に行うべき頬や口の周りをごしごし洗い、丁寧に洗うべき額や鼻を適当に洗ってしまう洗い方になりかねません。
お勧めの洗い方としては、まず片手を額に、片手を顎に置き、その部分を丁寧に洗います。
次に、両手で鼻の両側から小鼻の脇を丁寧に洗います。
頬や目の周り、口の周りは一番最後に、泡のクッションで押さえるような感じで、
こすり洗いはほとんどしないと思っていただければOK。
軽度の混合肌なら、この洗い方で改善されることがあります。
いかがでしょうか?普段されている洗顔と、違いがありましたでしょうか?
理屈がわかると納得いただけるのですが、額から洗いましょうと言うと、たいていの方はけげんそうな顔をされてしまいます。でも、理論的なのです。
ところで、みなさん、すすぎはどうされていますか?
これまたさっぱり聞かれない質問ですが、次回で答えてしまいます。こうご期待。
トミナガ☆マコト
【関連記事】
[25]正しい洗顔方法のススメ その1