[29]石鹸でメイクを落としてもいいの?

2008年11月18日

なんだか洗顔の話が続いてしまっていますが、洗顔について書いているという話をしたら、こんな質問をいただいてしまいました。
結論から先に言うと、これは石鹸の種類と肌質とメイクの種類による。と、なります。ま、NGの場合が多いんですけどね。
敏感肌の方の中には、クレンジングが合わないという方がいらっしゃって、石鹸でメイクを落としているという方が稀にいらっしゃいます。
従来の「メイクも落ちる石鹸」というのは、洗浄力がむやみに強く、肌を洗った時に、まさしく「メイクも」落としてしまうので、やたら乾燥してしまうというのがパターンでした。今でも、そういう石鹸がしばしば見られます。
怖いのは、そうした使い方では肌を痛めてしまいそうなものを、逆に肌が鍛えられて、トラブルに強い肌になったりすることがあるということ。まあ、それも良いのかもしれませんが、リスキーですし、たいていは、やや「硬い」肌になる場合が多いので(なんせ、鍛えてるから)、あまりお勧めできるケアではありません。
なので、「メイク『も』落ちる石鹸」には要注意、と長いこと言っていたのですが、最近の石鹸は機能的に優れたものが多くなってきて、例えば以下の石鹸は、資生堂の子会社の製品ですが、メイク落ちに優れているという結果があり、しかも、あまり乾燥しないという特徴があるようです
神戸トランスパラン
石鹸でのメイク落としには
1)一回で落ちない場合二度洗いになってしまうことがある。
→これは、肌を乾燥させてしまいますので、お勧めできません。
2)ポイントメイクは落とせない(落としづらい)
→そもそもアイメイクは、通常のクレンジングや石鹸では落とせないものが多く、これを無理に落とすことは避けるべきでしょう。
3)ウォータープルーフ製のあるものは落としにくい
→一般に高SPFの日焼け止めや、リキッドファンデーション、細かいパウダーなどは落としにくい用です。ちなみに、上記のトランスパランの石鹸は、これらもしっかり落とすのだとか。日本の技術ってすごいですねえ。
クレンジングで肌が荒れる場合は、肌に優しいくクレンジングを探すか、いっそスクワランオイルなどを使うという方法があります。オリーブオイルでもよいのですが、酸化しやすいので、使用するならフレッシュなものを。
油分でメイクを馴染ませてから、やわらかいティッシュなのでふき取り、その後洗顔をするという方法で、たいていのメイクは落とすことができます。というかこの方法で落とせないようなメイクは、クレンジングで肌が荒れてしまうような敏感肌の方は使うべきでないということですね。
トミナガ☆マコト
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