[35]リップラインで決まる「モテ唇」
前回、ハイライトを使ったリップメイクの裏技をご紹介していますが、今回はリップそのものの形の作り方のお話を少し。
口紅の塗り方をレクチャー・・・などと言うと、そんな言わずもがなの話を、と怒られてしまいそうですが、意外に知られてなくて、損をしている人が多いのもリップメイクのやり方。
まず、リップを作るときは、ファンデーションをリップラインの内側まで塗っておくことがポイント。唇の色の悪い人は、唇そのものをリキッドファンデーションや、光沢感のある下地で覆ってしまうという方法もあります。ただし、パウダーは避けたほうがよさそう。口紅の持ちが悪くなります。
唇の形はとても重要で、最近の流行は、ややぽってりした唇。ふっくらと丸みがあり、つやつやしているのが理想的のようです。女優さんだと、アンジェリーナ・ジョリーとか（ややふっくらしすぎとも思いますが）。ただ、大きさよりも形が重要で、この形の作りこみによってモテ方が変わるのです。
ポイントは、まるみのある形。
まず、下唇の中央部分を、少し大きめに丸く取ります。そして、その左右の部分は、少し内側に入り込むように描きます。
次に、上唇ですが、これは唇の形にもよりますが、やはり唇の中央を少し高めに作ります。こちらは下唇と違って、口角から丸く上っていく感じに。また、口角が下がったイメージにならないよう、下唇の幅よりも上唇が少し狭くなる感じに描くのもポイントです。
文章だと、なかなか伝わりにくいかと思うのですが、極端に言ってしまうと舞妓さんの口紅の入れ方だと思っていただければ、イメージがつかめるのではないかなと。
丸く、受け口形の下唇は、包容力や鷹揚さをイメージさせ、やさしさや母性を想起させるとされています。これは、男性をイチコロにする（表現が古い・・）イメージで、悪い印象を受ける人はほとんどいません。また、女性に対しても、やさしい女性らしい女性という印象を与えるので、損はありません。
もっとも、弁護士さんや刑事さんなど、戦う女性の場合は、これを逆手にとって角ばったイメージの唇を作ると良いという人もいますが・・。
上唇が薄いと、薄情な人というイメージがあるという人がいて、これも対人関係とってはマイナス。
ただ、注意しないといけないのは色の選び方で、大きな唇を作った場合、強い色見では色っぽくなりすぎて、いやらしくなってしまう恐れがあります。
なるべく薄い、ヌーディーな色を使うか、もしはっきりした色味を用いる場合は、服の色にインパクトを持たせるか、夜のお出かけで照明が暗い場所を設定するようにしましょう。
もっとも、男性は女性よりも赤い色を好む傾向があります。ヌーディーな色味やグロスが流行する昨今ですが、女性が綺麗と見るヌードカラーは、男性のそれにくらべてやや赤みが不足しているようです。
リップラインの形を整えたら、あとは内側をざっと塗って仕上げ、最後にグロスで仕上げます。もっとも、最近の口紅はグロス的な効果を持ったものも多いので、特にグロスを重ねる必要は無いのかもしれません。
以上が「モテる唇」を作るための基本テクニックですが、参考になりましたでしょうか？
次回は、さらにリップメイクの裏技をいくつかご紹介します。
トミナガ☆マコト
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