[51]同じ化粧品が肌に合うときと合わないときがある(4)

2009年6月28日

なぜかいつも長くなるこのメール。今回はラストです。
さて、前回まで、アレルギーや肌の乾燥(バリア機能)についてお話していますが、今回はもう少し違った角度のお話です。
5)変な化粧品を使って、肌が荒れていた
「変な化粧品」というのは、またざっくりした言い方ですが、こうとしか言いようのない化粧品というのが、残念ながら、まだまだ世の中には存在します。
たぶん一番多いのは、洗浄力が極端に強い洗顔料。私の勝手な憶測かもしれませんが、特に植物系であることや、自然系といわれるところに多いように思います。洗い上がりがぱっきりつっぱったり、洗顔の後に乾燥がひどくなったら、それは肌がダメージを受けている証拠。そんな洗顔料を使い続けるなんて、ありえません。
余談ですが、洗うときにぱっきり洗いあがったほうが、その後の化粧水などの浸透が良くなるから良いという考え方がありますが、これははっきり間違いです。化粧品による肌のダメージ回復、保湿力回復というのは、あくまで正しい洗顔などを行っていることが前提です。
洗顔で受けたダメージを、スキンケアはすぐに修復させることができません。また、この「修復」という行為が肌を疲弊させ、老化へ向かわせるという指摘もあります。余計な作業をするので、さらに老け込んでしまうというのです。理にかなっていると思います。
洗浄力が強いので、スキンケアの肌への浸透が良くなるんですよ!みたいな説明を聞いたら、まず、そこの化粧品には手を出さないことです。
話はずれましたが、こうしたトンデモ化粧品を使用した後は、肌がトラブルを生じやすくなっています。そのため、それまで大丈夫だった美容液などがしみたりすることがあるのです。
6)生理周期
女性の場合、肌はもちろん、身体全体が生理周期の影響を大きく受けます。男性もホルモンバランスの変化というのはあるようですが、女性のそれに比べると、周期も大きく、変化も小さいと思います。
生理と肌の関係については、また、改めて詳しく述べるとして、とにかく、生理周期によって肌の敏感になるとき、にきびができやすくなるとき、乾燥しやすい、むくみやすい、などいろいろな症状が現れるものです。
気をつけなければいけないのは、生理周期で肌が敏感になるときに、新しい化粧品を試さないこと。皮脂分泌が盛んになるときに、マスクや重いクリームを大量に使用することは避けること。生理の影響が肌に現れたら、まず身体をメンテナンスするほうを重視すること。など。
私の知人は、生理周期が乱れやすい人なので、あまり予測が立てられないらしいのですが、普段使っている化粧水が、なんとなく違和感あるな、と思うと生理が来る(しかも、けっこう重いやつ)のだそうで、それが一つのバロメーターになっていると言っていました。
ま、定期的に来るのが一番ですけどね!!
こうしてみると、肌トラブルって、ほんとうにちょっとしたきっかけで起こるのだ、と、改めてわかります。多分、肌トラブルを経験していない人はいないのではないでしょうか?
私などは、かなり肌が丈夫なほうで、気になるのはにきびになりやすいことくらいなのですが(後は、皮脂が出やすいので、化粧が崩れやすいとか←肌の敏感さとまったく関係なし)、先日、テスト品の日焼け止めを塗ったら、半日後に顔中痒くなってしまってまいりました。
もちろん洗顔したら落ち着いたのですが、私ですらこれですから、きっとこれを読んでいる皆さんも、1度くらいは経験しているはず。十分注意して、楽しい美容ライフをエンジョイしましょう。
トミナガ☆マコト