第56回■■株優を売る

2019年7月10日

先週、つまり2月の最終週は、株価が元気に上がった。

しかし私の売買の方はさっぱり。全体に株価が下げムードのときは「今下がっているからまた近いうちに上がる」という予測もつくため、あまり何も考えずに簡単に買ってしまうのだが、上がっているときに買うのは案外慎重になりすぎてしまって難しい。

特にめちゃめちゃ株価が上がった日の夜は、「果たして明日も今日のような調子で上がるのか、ひょっとしたら明日私の注文が約定した途端に暴落するのでは」と考え始めるとどうしても低い値の指値になってしまう。この弱気な姿勢は、全日空(現在の含み損約20万円ナリ)で痛い目にあっているせいに違いない。「全日空、最近上がっているから買ってみようかな」、と軽い気持ちで買った次の瞬間から、気持ちよく株価が下がって行ったのだった。

そんなこんなで、今週は(今週も?)約定セズだったのだが、株がらみでの微々たる収入があったのでご報告。といっても大したことではなく、全日空の株主優待券を売ってお金にしたというだけのことですが。

去年の11月に送られてきた株主優待券2枚、どう考えても有効期限の5月末日までに使う予定もないような気がする。迷いながら優待券をしばらく財布に入れっぱなしにしていたのだが、先日、「JAL,ANA,株優高値買います」の看板につられ、チケットショップのカウンターへ持って行った。店員がなにやら端末をたたいて「1枚1,600円ですがいいですか」と言う。

それがいいんだか悪いんだかわからなかったが、他の店を回るのも面倒だったので「それでいいです」といって2枚差し出した。代わりに3,200円をもらった。これは株がらみで得たお金だから証券会社の口座に入金しておこうか、などと考えながら財布に入れた。実際にはその3,200円は株資金に追加投入されることもなく、チケットショップの帰りに立ち寄ったCD屋であっという間に消えた。

しかし、その後でこの話を友人にしたら、彼女は1枚2,100円で売ったという。しかも同じチケットショップで!!なんで500円も違うのかと嘆いたら、彼女曰く「私は11月に送られて来たらすぐに売り払った。あの時期は年末年始の帰省ラッシュで需要が増えるから、価格もつりあがる」。言われてみれば納得、次に生かそう。でも本当は、もう優待券はいいから、早く全日空が500円くらいまで上がってくれて、利益を出して売り払える方がいいのだけど。

■■口座状況■■
◎保有株
(銘柄・保有株数・平均取得単価・直近の終値)
全日空・2000株・452円・354円

◎余剰資金
679,553円

◎一週間の損益
なし

2002.03.05
◆CANE