第14回■■2000年10月の戦果-手数料を節約したい!

2019年4月8日

株取引を始めて3ヶ月目。たとえ利益がそれが数千円でも天にも昇る心地で毎日を過ごしていた私も、売買を重ねるにつれちょっと気にくわないことが出てきた。手数料である。

口座開設時からわかっていたことだが、日興ビーンズは決して手数料が安い方ではない。安さだけを追求したらここを選ぶべきではないだろう。ただ、口座開設当初、私は月に何回くらい売買するものか見当もつかなかった。月に1、2回かもしれない。全くしないかもしれない。

他と比べて手数料が高いのは承知だったがとりあえず口座を開いてみて、3ヶ月実際に取引を続けてみた結果、何となく自分のペースもつかめてきた。調子がいいと何度も売買したくなる。また出来るだけ短期で利益を確定して、わずかな利益も次の投資に回していく、つまりいかに資金を回転させていけるか、ということが大事な要素だということもわかってきた。

極端なところ2、3円でも上がったらさっさと利益を確定してしまいたいのだが、どうせ高い手数料払うならあと2、3円上がってからにしようと欲も出る。そうやってうだうだ考えているうちに売るタイミングを逃してしまうこともある。

考えた末、私は11月からは「月1万円で売買し放題」の東洋証券に乗り換えるべく、資料請求をした。手数料をその都度払うのではなく、月1万円払えば何度も売買可という会費システム。これなら手数料を気にせず少額の利益でもガンガン売買できると言うわけだ。

ちなみにしばらく東洋証券にお世話になったが、今は「月6000円で取り引きし放題」のコースが出来たコスモ証券に乗り換えるべく手続き中である。コスモ証券は3ヶ月分の手数料を前払いするコースを選べば、更にお得に1月当たり5000円になる。先日申込用紙を送ったのでそろそろ何か送られてくるだろう。

来月からは手数料を気にせず思いきり売買できると思うと、10月は何となく手数料がもったいなくなって、様子見ムード。積極的に売り買いもせず、結局JALを417円で買い424円で売却したのと、TOTOを818円で買い835円で売却した計2回に終わった。ただし、JALは初めての試みとして2000株買ってみた。

それまで、なぜか売買株数はかたくなに1000株にしていた。軍資金が100万円しかない、というのも理由だが、2000株くらい買えるような銘柄でも、徹底的に1000株にこだわっていたのは今考えても不思議である。

株価が2円しかあがらなくても2000株買っていれば4円上がったのと同じことだ。1000株買って4円上がるのを待つよりも、2000株買って2円上がるのを待つ方が早い。こんなこと当たり前のことなのに、気づいたときは目からウロコだった。今まで気づかずにチマチマ1000株ずつ買っていた自分がおめでたい。しかし気がつかないと言うことは恐ろしい。1000株より2000株買う方が上がったら大きいよ、なんて簡単なこと、誰も私に教えてくれなかったのだ。

2001.04.27
◆CANE