[16]もう届かない”誕生日おめでとう”

2018年8月5日

こんにちは、
母親から、
「入院させた方が良いのかも…」
と心配されている澤田ゆきです(主に酒浸り、拒食の事で入院させたがっているらしい)
5月22日、この日は以前のマガでも話した、去年亡くなった私の大切な友人の誕生日でした。
午後6時頃に友人宅に訪ねて、その子の仏壇に手を合わさせてもらいました。
月命日の18日もここに座ったのですが、無理を言って誕生日にも来ても良いかとお願いしたら、おばさんは心良くいいよと言ってくれたので…。
本人にはもう届かない、”17歳の誕生日おめでとう”を手を合わせて心で伝えました。
そして、プレゼントに私が撮った写真のアルバムと、彼女が好きだったYUIのアルバムと、死ぬ前に「二人で遊ぶ時おそろいの物買おうね」と約束していたので、私とおそろいのヒヨコの携帯ストラップをあげました。
まだ残っている彼女の携帯に付けて欲しいと、おばさんに頼んでおきました。
その後、おばさんと二人でケーキを食べて、色々お話しました。
あまり思い出すと、涙が出てきそうになるので、必死にケーキに夢中のフリをして耐えていました。
本人のいない誕生日。
届かない”誕生日おめでとう”。
送ってもエラーで返ってくるメール。
かけても繋がらない電話。
彼女の部屋は生前と全く変わっていませんでした。
本当に、彼女はあの仏壇の横に置いてある小さな箱なのか。
未だに信じられません。
これ以上書いていると涙が出そうなので、今日はこの辺で失礼します。
6月4日は精神科です。
入院した方が良いのかもしれません。
あの地獄のような閉鎖病棟が、私に似合いの場所かもしれません。
陸の孤島のような、あの場所が。
“誕生日、おめでとう”
澤田ゆき

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