第9回 株投資資金1600万円の内訳

2019年4月20日

資金は一度に入金したわけではない、簡保の満期保険金、小規模企業共済の共済金(廃業により)、財形住宅貯蓄で自宅の改装費用を捻出した残り、金融債、国債の満期金、オープン投資の償還金、外国投信の償還金、生命保険の解約金、損保の満期金などを順次というか必要に応じて投下してきたわけだが、金額についてははっきり覚えていない。ただ取引記録が残っているのでおおまかなところはわかっている。 

私は転職6年目で産業廃棄物処理の会社に勤めている。その前は弁当製造販売の会社にいた。13年半勤めた。年収はどっちの会社も税込み450万円~470万円ほど。ただ弁当屋の方は残業が多くて、多い時は月に100時間を越えた。産廃屋は3交代だが残業はあまり無い、どちらも3K(きつい、きたない、きけん)の職場です。資金の多くは弁当屋の時に稼いだものだ、各種保険、年金、損保、共済、財形貯蓄に多い時で年間350万円程も保険料を払った事もあった。

産廃屋に転職した時に給料の目減り分と株投資資金のことを考えて保険等の整理をした。払い込み期間の少ないのは一括払いに、必要の無い保険は払い済み保険や解約に。そういうことで資金を作った、ただ給料が最初思っていたほど目減りはしなかったのは嬉しい誤算というべきか。しかし私自身の年齢のことや両親の年齢、健康、家の改造等、ある程度の予備資金は確保しておく必要があった。それでも年100万円は株の追加資金を考えていた。

投下資金が1600万円に達した時、相場師林輝太郎という人の書いた本に出会った、眼から鱗が落ちたというほどに衝撃的な出会いだった。この事で株への追加資金はやめた。手持ちの資金で遣り繰りしていくことになった、時折、苦しくなった時などは誘惑されるのだが。

2004/7/20トランス・コスモス現物買い100株単価3,180円
2004/7/21トランス・コスモス現物買い200株単価3,200円
2004/7/23トランス・コスモス現物売り300株単価3,190円
差し引き損失8,977円

2004/7/27トランス・コスモス信用取引100株
売り単価3,100円
買い単価3,130円
差し引き損失8,119円

意味の無い取引、こんなことの繰り返しだな、まっ楽しいわけではないな、苦しくてのたうつのだがだからといってやめはしない、次こそはと思うのである。必ずと思うのである。気持ちとしては死ぬまでやるぞと思うのである。勝つまでやめないのである。

信用口座の開設でなんかヴァリエーションが増えて嬉しい、まだまだわからないことだらけだ、勉強あるのみだな、といいつつもええ加減には違いも無く林氏の教えには全然程遠い。

2004.11.05
◆いしながんど