[04]弱くなった理由

2018年8月6日

私は元々何にでも気にしすぎるという欠点がありました。それが積み重なり、現在の鬱が発症しました。

原因は3年生なりたての頃だと思います。今回の直接の原因は「進路と親」です。

3年生=受験生。進路を決めなくてはいけませんでした。私は1、2年生の頃の担任といろいろ話し合いを進めて、4年制私立大学の夜間部を志望校と決めていました。夜間部だと普通に通うより学費は半額。うちのような経済的余裕が無くても、どうにかやっていけます。一人暮らしをしなければいけませんが昼はバイトをして自分で生活費を稼げばいいのです。それに、公務員試験の合格率、就職率もものすごくいい学校だったので「是非そこに進学したらいい」と担任に、くどいようにすすめられました。

当然そのような進路を決めて、受験勉強もしていました。親もなんとなく理解していたようでした。3年生になりたての頃の三者面談で母親はしぶしぶ了承。しぶしぶというのが引っ掛かる・・・嫌な予感がすると思ったら見事に的中。

父親に今さらながら猛反対を食らったのです。奨学金を申し込まなきゃと思って父にいろいろ聞いていたら突然、怒り始めました。

「大学なんて我侭な奴が行くところだ。うちにそんな余裕は無い。」と言われました。今まで了承してくれたのに、いきなりダメと言われて何が何だかわかんなくなりました。なんだか騙された気分です。悔しくて、悲しくて仕方ありません。どうして・・・どうして我侭なの?

その夜、約1年ぶりにリストカットをしてしまったのです。軽く、スーっとカッターで腕に切り込みを入れると血が流れてきました。悔しさと悲しさがモヤモヤしながら流れ込んでいったような気がしました。

友達は受験校やら成績などで悩んでいます。私には嫌味にしか感じられません。「みんなはいいよ・・・受験する権利があるんだから。私にはないんだよ」と嫌な考え方しか出来ません。プラスαでクラスに馴染めず、担任も変わってそれにも馴染めず、何もかもが嫌になりました。でも今回は大丈夫だと心のどこかにあったのです。そうでもしないと・・・私が壊れると・・・「進路の自由が奪われる」と思いました。

そう気を張って生活していたのですが、夏休みにこのような事が心の疲れとしてどっと押し寄せてきて私は壊れました。剃刀でのアームカット、不眠、食欲不振、動悸など・・・今の症状が全部出てきました。そして神経科へ行くことも決定。現在もその鬱と戦っています。最近は症状が悪いです。薬が増やされたのですが、不眠も悪化して、無気力状態が続いています。

神経科通いが決定したことで完全に大学受験の道は閉ざされました。「今のままだと一人暮らしはさせられない」というのが親の見解です。

原因は親の手によって受験の道を閉ざされたことにあるのに、その見解は可笑しいです。誰のせいで鬱になっているのか・・・そう言ってやろうかと思いましたが、家庭環境が悪化したらいけないので心の中で留めておきましょう。

今は家から通える専門学校に進路を変更しましたが、それも父親はいい顔をしません。そんな事言われたって・・・どうすればいいのか・・・心配事は耐えません。

今回は長くなってしまいました。最後までお読みくださり有難う御座いました。次回もお楽しみに

2005.11.20

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