[26]怠慢の半年
今年に入ってからいろいろな事が私の身の回りで起こった。
正月から七月へと約7ヶ月が経って、運がいいのかどうか分からないけど、なんとなく段々いい方向に進んでいるような気がする。
ドラマもある、アニメもある、プールも海も・・・小さな子供が喜びそうな夏がきたから、夏休み前の試験がある。
試験期間というと、何日も前から多くの学生が試験勉強に励むのに、私はのんびりと部屋に引きこもっている。
学校の敷地内の寮に住んでいると、窓越しに見える勉強しているような姿が多く見えて、ちょっと罪悪感を感じる。
今、心理学系の学部に在籍しています。そのかいあってか、多くの教授経ちや友人が、私の病気の事を気遣ってくれます。特に今年はまったく講義に出席していないのにもかかわらず、テストを受けてもいいよと・・・。
甘えています。
そんなに優しくされたら甘えます。
「休んでもいいということは、休んでも大丈夫ということで、じゃぁ休みましょう。」という公式が成り立つわけです。その公式どうり、私はヒタスラ休みました。
昼夜逆転の生活、まったく眠らない日、薬漬けの日、お風呂にも入らない日、髪もボサボサの日、過食、嘔吐、思いつく限り、馬鹿だなぁと思いました。
甘えると私は直ぐに典型的な生活を送ります。
もう大人なのに、そんなダラケタ生活を心地よいと思ってしまいます。
来年の今頃は受験か就職かどうするか決めなければならない時期になるのに、きっと私はギリギリまで、まるでテスト勉強のように一夜漬けで決めてしまうのではないかと思います。
ギリギリまで何にもやる気が起きないので、将来はどうなるのか不安です。
ここで書かせていただいている文章、読み返すと自己嫌悪に陥ります。それでも、考えをまとめたり、あの時はどうしていたっけ?と考えたり、そういうことを考えることが出来るので、凄くそれが嬉しいです。
怠慢が私の取り柄ですと胸を張っていえます。
それは人様に自慢できる事では無いですが、私の自慢は怠慢です。
ここ半年、が一番怠慢期間でした。
明日から、来月から、ちゃんと頑張らなければいけないので、頑張らなきゃと言い聞かせてみます。
後半からは一生懸命頑張らなければいけないと思います。
そうでなければ、また怠慢大好きな私が顔を出してきます。
それだけは、阻止したいです。
桐谷梨紗