第81回■■損切り決意

2019年8月31日

前号で、「○%下がったら機械的に損切りするのが理想」というセオリー、よく言われることだが、たとえそう決めてもいざとなると心がぐらついて、なかなかそうはいかない・・・ということを書いた。

しかし、この停滞ぶりをみていると、心がぐらついている場合ではないと思えてきた。かれこれ一ヶ月、私の保有株は全然動きなし。これではタイトルにつられてこのメルマガを読んでくださる方に申し訳ない。無理にでも話題を作らねば。

そこで私は、たった今注文を出した。187円で買った新日鐵2000株の売り注文を。指値は、買値から10%下げた168円。どうせ損切りするならもっと早い段階でしてればいいのに、と我ながら思うが、20%下がったところでするよりはいいだろうと考えることにする。

そして売ったら即座に買い戻すのだ。明日の始値が168円で、それからぐぐっと下がって155円くらいで買えたら言うことなし、なんて、注文を出すとそれなりに夢を見られるから楽しい。何もせずにじっと持っているだけではこうも想像力はふくらまない。こうやって一生懸命、損切りに妙な付加価値をつけて弾みをつけている私である。

しかし。もし168円で売ってしまったら、3万8千円の損が確定か・・・。これは痛い。今年に入って得た利益が約7万8千円なのだが、そのほぼ半分を一瞬で失うことになるではないか。こんなことを考えているとまたぐらぐらしてしまう。私はホントに、損切りできるだろうか?今すぐ注文取消したくなってきた。

■■口座状況■■
◎保有株
(銘柄コード・銘柄・保有株数・平均取得単価・直近の終値)
9202全日空・3000株・406円・281円
5401新日鐵・2000株・187円・163円

◎今週の損益
なし

◎余剰資金
58,003円

2002.09.04
◆CANE