第85回■■どこまで落ちる

2019年9月4日

日経平均が8500円を割り込んだりしてしまった。日経平均が1万円を切るのでは?と騒いでいた去年の夏あたりが懐かしい。

ここまで来ると、自分の含み損が増大するという危機感もマヒしてしまい、一体いくらまで下がるのか野次馬的な興味が勝ってくる。こうも下がりっぱなしの時期に株を持っているのも何かの運命、この際とことんまで下がってスッキリさせて(どうなったらスッキリするのか?)欲しいものだが、一体これからどうなってしまうんだろう。

「これからどうなっちゃうのかなぁ~」と言えば、株だけでなく仕事、恋愛、その他もろもろ人生のいろんな局面でよく口にするつぶやきである。先日も、「これからどうなっちゃうのかなぁ~」と全然先が見えないカレとの仲に悩んでいた私の友人が、とある老婦人を訪ねていった。

その老婦人、占い師でもなく人生相談でもない、「未来読取人」としか言いようがないらしい。相手の未来が見えるんだそうで、未来を語るその姿は、自分から能動的に話していると言うよりも「誰かに言わせられている」といった雰囲気とのこと。そしてズバッとあたるのだそうだ。

友人いわく、「生年月日とか名前の画数とか、こちらからデータらしきことは何一つ言ってないのに、今の状態とかまるで見ているかのように言われた!」そうである。で、めでたく「○年後に結婚する」と言う未来を告げられた友人。「期間を限定してもらえるとウソみたいに気が楽になる」と言っていた。この言葉、非常に納得できる。

先が見えない時というのは、一体いつまでこんな状態続くんだー!!と、どんよりしてしまうもの。しかし、終わる時期がわかれば、どんより感は激減する。「いつかは終わる」という事実を意識するだけでも十分なのかもしれないが、渦中にいるとなかなか「いつかは終わる」と思えないのが難しいところ。時期を限定してもらえれば心強くいられるに違いない。株価低迷も、「いつかは」絶対終わるはずなのだが・・・。ほんとに終わるんだろうか???

■■口座状況■■
◎保有株
(銘柄コード・銘柄・保有株数・平均取得単価・直近の終値)
9202全日空・3000株・406円・270円
5401新日鐵・2000株・187円・147円

◎今週の損益
なし

◎余剰資金
58,003円

2002.10.17
◆CANE