第110回■■1円売買を振り返る

2019年11月16日

特に7月に入ってからの面白いくらいの株価の上がり方を見ていると、ふと考えてしまう。
私は今まで「1円上がったら売る」、なんてチマチマやってきたが、本当にこれでよかったのだろうか?

もちろん、株をどうやって取引しようが個人の趣味の問題なんで、別に悪いってことはない。けど、とびきりお利口な方法だったとはお世辞にも言えないのではないのは事実。

106円で買った川重を、「1円ルールだ!」とか言って107円でホイホイ売ってしまったが、もしじっと持っていれば140円に近い値段がついたこともあった。
仮に136円で売ったとしても、
136円-106円×6000株=180,000円(手数料等除く)!
6000株を1円上がったところで売って得る利益の30回分ではないの。
2,3千円を細々と積み重ねているのがあほらしくなる。

あーあ、と、ぐずぐず過去を振り返っている自分がいる反面、「まさかこんな勢いで上がるなんて、考えもしなかったんだからしょうがないの!後で振り返ってみたら、誰だって何とでも言えるの!自分がやって来た方法でOKとしておけばいいの!!」と、とっても前向きに叱咤激励する自分も存在している。

「どんな株の動き方をしても万能」という売買方法は(多分)ない以上、あらゆる局面になっても自分が決めた売買の仕方を貫き通すことが、結局は一番賢いに違いない。
いつも必ず同じスタンスで取引を続けていれば、長い目で見たらきっとプラスとマイナスが相殺されて、そうそう悪い結果にはならないんではないだろうか。

とは思いながらも、どうしても雑念に惑わされがちな私。
本当の敵は、株ではなくて自分なのかもしれない。きっと、自分に負けることなく夏休みの自由研究をコツコツやるタイプの人だったら、株も向いてるんじゃないだろうか。そういえばそろそろ学校は夏休みだ。羨ましい。

■■口座状況■■
◎保有株
(銘柄コード・銘柄・保有株数・平均取得単価・直近の終値)
9202全日空・3000株・406円・242円

◎今週の損益
なし

◎余剰資金
816,981円

2003.07.17
◆CANE