第49回■■2002年対策

2019年5月23日

2000年8月から始めた株歴もほぼ一年半となった。

2000年8月から12月までの最初の5ヶ月では30万円のプラス。2001年の1年間では約2万5千円のマイナス+塩漬け含み損約30万。

この落差は何なのだ?いったい何がいけなかったのか?2001年は、日本市場に好材料が見当たらず、なんとなくぱっとしないところへアメリカテロの影響などを受けるなどかなり厳しい状態であった。日経平均株価も1万円割れをおこし、株取引にはあまりよろしくない環境であったことは確かである。

しかし、私が株を始めた2000年8月と言えば、そろそろネットバブルも崩壊し、日経平均株価チャートも右肩下がりっぽい時期である。そんなときでもそこそこの利益を収めていたのだから、一言で「2001年は時代が悪かった」と人のせいにしていていいのだろうか。日本経済の状況云々というマクロ的な原因のほかに、私の姿勢にも2000年とは大きく違うところがあったのではないだろうか?そんな自戒を込めつつ、「2001年大敗の原因(かもしれない)と2002年対策」である。

・取引回数の減2000年と比べて、明らかに取引回数が減った。2000年8月~12月で27回売買をしているのに対し、2001年は一年間でたったの9回(ここでは往復で1回、つまり買った銘柄が売れたところで1回とカウント)。買わねば売れぬ。売れねば稼げぬ。しかし去年は、買った直後に暴落したりして買ってもなかなか売れぬ状態が続いた。売れないもんだから資金が回転しなくて、結局取引もお預け、ということに・・・。暴落するような銘柄を買ったからだ、ということになるんだろうか?今年の対策:今までは、過去に取引した銘柄ばっかり繰り返し売買しがちだったが、この機にレギュラー銘柄を再考する。

・まめまめしさの減上記と若干重なるが、激しいときは2営業日に一回くらいの割合で取引していた時期もあった2000年に比べ、2001年の特に後半は2、3ヶ月に一回なんていうペースになってしまった。うまく売れない日が続くと、嫌気がさしてしばらくほったらかし、ということに。最初ものめずらしかった株取引に少々飽きてきた、ということもいえる。今年の対策:飽きっぽい性格を、せめて株に対してだけは直すよう心がける。

・欲の増2000年は、27回取引したうち、利益が1万円未満の取引が13回。約50%。これに対して2001年は、9回のうち3回。33%。「全然儲けてない!!」と焦ってしまい、たった数千円の利益で売れるか!という欲深い態度が見てとれる。一気にガバッと儲けようとして落とし穴にはまった。今年の対策:「ちりも積もれば山となる」を座右の銘とし、数千円の利益をコツコツ積み上げる。

以上である。

おそらく今年も、市場の厳しい傾向は続くだろう。去年よりもさらに悪くなるかもしれない、とも思う。でも、ここらで心を入れ替えて、また新たな気持ちで株に取り組んでみたい。

2002.01.11
◆CANE