第101回■■高値でつかんで苦悩中

2019年10月18日

久しぶりに危機に直面している。

「1円上がったら売る」をぼちぼち積み重ねて、ぼろ儲けこそなかったものの大損もなかった。今までで一番の損といえば、2月のある日、7000株寄り付きで買って大引けで2円下がっていたために生じた14,000円のマイナスくらいだろうか。
2月ははまだ、1円上がっても上がらなくてもその日のうちに手じまいして、翌日は新たに生まれ変わることにしていたのだのだが、負けが続くときつくなり、3月からは「1円上がるまで売らない」ことにした(ひょっとして今号から読まれる方のために、以上解説)。
2,3日待ってでも、ひたすら1円上がるまでじっと我慢。確かに、マイナスはない。

しかし。今回ばかりは1円上がるのに2,3日どころか、2,3ヶ月かかるんではないだろうかという勢いである。

できもしないくせに相場の流れを予測したのがそもそも失敗の始まりだった。銘柄はいつものように川重。4月第2週の週初めは、戦争その他の要因で絶対下がると私は思い込んでいた。で、とりあえずは模様眺めに徹していたのである。

月曜日: 始101 高104 安101 終104 比 4
月曜日からいきなり予想が外れたが、ここで負けてはいけない、明日こそ下がるから我慢しようともう1日注文を控えることにした。

火曜日:始104 高104 安101 終102 比 -2
火曜日が終わったところで、今日も買わなくて良かった!もう1日様子を見ようと思い注文を出さずにいた。すると。

水曜日:始102 高105 安101 終103 比 1
えー、これなら買っておけばよかった・・・と後悔。おりしもバグダッド制圧のニュースが流れ、それなら木曜日は絶対上がる!と踏んで6000株買い注文を出して寝た。すると。

木曜日:始106 高107 安102 終105 比 2
ええ、確かに上がりました。前の日から2円も。
しかし寄り付きで買った106円は、高値で107円がついているのに1000株すら売れずに残ってしまった。
さて、106円なんてここんところの川重の相場ではあまりお目にかからなかった数字である。思いのほか高値でつかんでしまったが、107円で売れるだろうか。手数料分だけ目をつむるとして、106円で指値しておいた方がいいかと心は乱れるが、欲を出してやはり107円で指値。すると・・・

金 始104 高106 安103 終103 比 -2
万事休す。これを書いている週明けの月曜日、川重は終値99円。日経平均も再びバブル後最安値更新!106円に返って来るのはいつの日か。

しかし6000株も買ってあることを考えると、6,7円も下がった値段では意地でも売れない。手数料を合わせたら5万円近くマイナスになってしまい、今まで積み上げてきたものが一気にゼロ以下になってしまう。小さなバケツでせっせと浴槽に水をためたのに、栓が抜けて水が全部流れてしまうような感じとでも言ったらいいだろうか。ともかくむなしいってワケ。
意地を張ることで、また全日空の二の舞になってしまうかもしれないのだが・・・。

■■口座状況■■
◎保有株
(銘柄コード・銘柄・保有株数・平均取得単価・直近の終値)
9202全日空・3000株・406円・209円
7012川重・6000株・106円・99円

◎今週の損益
なし

◎余剰資金
816,231円

2003.04.21
◆CANE