第24回■■配当金!!

2019年4月13日

7月第一週株保有状況:全日空2000株を平均取得単価452円で相変わらず塩漬け中。

先ほど帰宅したら、大林組から手紙が来ていた。今はもう売り払ってしまったが、今年の1月に買ってから下がり続けて、売るに売れずに3月31日を超え配当金がもらえる権利を得ていたらしい。たとえ株主であった期間がほんの数日でも、ある時点で保有していたら配当金をもらえるとは、考えてみればありがたい話。

「配当金!!」なんて浮かれた感じのタイトルにしてみたが、配当額は税引後3200円、わざわざ「!」を二つもつけるほどの額ではない。でも46万円を半年足らずの間置いておいただけで3200円の利子が付いたわけで、普通預金の利率を思えば十分「!」二つに値する。

しかし株資金は全日空株に化けて塩漬け中、資金がないので売り買いもままならない毎日。一向に株価も上がらず、新聞の株価欄ですら2、3日見ないで過ごしてしまうことも多くなった私にとっては、この配当金は久々の株がらみの嬉しいニュース。

同封されていたのは「株主総会決議ご通知」と「事業報告書」。株主であったにも関わらず、私の大林組に関する知識と言えば「大阪本社の建設業」程度のものだったが、「事業報告書」には「主な完成工事」として、「晴海アイランドトリトンスクエア」とか「営団地下鉄南北線白金高輪駅」とかの写真が載っている。なるほどこういうものを作っているわけか、とそれなりに新しい発見であった。

同じく「事業報告書」巻頭の「株主の皆様へ」という社長メッセージによれば、「当期末の株主配当金につきましては、1株につき4円(中間配当金を含め年8円)とさせていただきました」とのこと。9月30日も保有していればまた3200円もらえて、一年に6400円いただけるわけである。・・・ちょっと気取ったところへ食事に行ったらきれいに使い切れるどころかやや足りないくらいの金額だ。「職業:無職、収入:配当金」なんて言ってみたいものだが、配当金で暮らせるようになるには一体何株持っていればいいのだ?何万株?何十万株?私は4つ以上ゼロが増えてくると、紙にいちいち書かないと計算できないのだが、投資額100万円という現状ではそんな心配も無用である。

電力などの手堅い株は比較的配当金が良い。配当金で暮らすならこういう株を狙うべきか。相変わらずソニー株を塩漬け中の私の母も、先日某電力株の配当金通知を受け取ってご満悦であった。とは言ってももちろん暮らせるほどの額ではなく、気取ったところへ2回くらい食事に行ける程度のカワイイ額である。が、「電力株の配当はわりといいから大して株価上がらなくても許すけど、それにつけてもソニー、株価全然上がらないくせに配当金安すぎ」と言って結局はいつものソニー攻撃。母のソニーも当分売れなさそうである。そして私の全日空もね・・・。

2001.07.06
 
◆CANE