「せっかく伊豆に来たんだからおいしいものを食べたい」

ここ伊豆半島の富戸というところは、おいしい店がたくさんあるらしい。ジャンボエビフライの「和むら総本店」というところは別荘地の中なので、ほんとにこんなところにあるのだろうか?と心配になるようなところにあるが、店が見えるといきなり縦列駐車の車がズラリ。お客もウェイティングで並んでいる。むう、ここは次回にしよう。

伊豆というところはやたら博物館・美術館が多い。とても1日では見切れないほど数がある。しかも、単なる村おこしの産物かと思いきや、結構見ごたえのあるところも多い。猫の博物館のなどは、結構お客もきているし、色々な猫に実際触れるので一日居ても飽きない。猫もほどほどに遊んでくれたりする。

食事のハナシに戻そう。博物館めぐりの途中にペテロというシーフードレストランがあった。見かけは何てこと無いが、テレビでも紹介された名店らしい。早速入ってみた。

中に入ると、カフェテリア形式の店だということが判明した。テーブルには焼肉やでおなじみの無煙ロースターがある。テーブル席とは別に、真中にマーケットと呼ばれる場所があり、客はそこで自分で焼きたいもを自由に選んで取るのだ。要するにセルフサービスのビュフェだ。トレーを持って選んで最後にレジを通る。食べ放題のバイキングではないので予算は自分で決める必要がある。

私たちご一行様もトレーを持って物色する。おお!サザエとかあわびとかあるぞ。なんと大きなイセエビも私を待っている。早速あわびを取って、値段を見て慌てて戻した。一個2000円。うーむ。

あたりさわりの無いところで適当に選んでレジを通る。5人分取って1万円で足りない。好きなものを存分に取ったら2万円コースであろう。しかし、選んでは戻したり、なかなか楽しい。こういうエンタテイメントも味のうちだ。

テーブルに戻り、サザエとか、マグロのほほ肉とか、海老やイカを焼き始める。従業員がやってきて親切に説明してくれる。マグロのほほ肉はくっつくのでホイル焼きにするんです、とか言って手際よくくるむ。

廻りの客を見回せば、かに汁とかピクピク動くお刺身とか色々ある。これはまた来るしかないな。ちょっと高かったけど鮮度があるので味は抜群。決して高すぎるということは無い。焼肉屋ならぬ焼シーフード屋。コストが合えば真似しそうなところも現れそうだ。世の中、肉がだめな人って結構多い。そういう人でも楽しめる本格的なシーフードレストランはファミレスでは皆無といえる。これからの行き方をペテロに見た。

【住所】〒413-0235静岡県伊東市大室高原8丁目560
【営業時間】11:00-20:30(ラストオーダー19:30)
【定休日】水曜定休(シーズンは営業)
【席数】店内96席、海側テラス席40席、駐車40台
【アクセス】
〈電車〉伊豆急行線伊豆高原駅よりバスで光の村裏下車すぐ
〈車〉熱海ビーチライン終点より約35km
【問合せ】***
2003/09/14

2005/09/18追記
フィッシャーマンズレストラン『ペテロ』は犬と一緒に食事のできる「わん友」に改装されました。全く形式の違う店ですので訪問される場合はご注意ください。

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